セミリタイア20代 ブログ

2019/11/14にセミリタイア 

正社員=定額使い放題

終身雇用が崩壊しているとはいえ

まだまだ正社員=安定というイメージが根強く残っています。

 

確かに正社員は非正規に比べ福利厚生、昇給、ボーナスなど

色々と優遇されています。正規社員だと月給制で

万が一病気などで入院しても会社に在籍して入れば給料は入ってきますが、

非正規だと時給制で働いた分しか給料は発生しない。

正社員なら犯罪などよっぽどのことをしない限りは切られることはありません。

正社員は法律にガッチガチに守られてますから。

非正規だと簡単に切れます。使えないから契約を更新しないといえばそこまでです。

 

じゃあ、正社員が絶対いいかというとそうでもないです。

 

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広島市契約社員女性(33) 大学卒業後、働いた6社のうち4社で正社員。

 正社員は安定しているって言うけど、実態は「名ばかり」ですよ。かつての職場では、連休なし、夜間も顧客対応、なのに月の手取りは15万円以下でした。非正規が「使い捨て」なら正社員は「定額使い放題」。どっちもどっちですよね。

 生活できないので、喫茶店とネットカフェのアルバイトを掛け持ちしました。トリプルワークで目の下にはくまができて。これでいいのかなあって、いつも思っていました。

 「正社員神話」は、新卒で入社した大手スーパーで早々に崩れました。ストレスで体調を崩して3カ月休職したら「メンタル弱い面倒な人」と認定されて、あっという間に居場所を失いました。誰も守ってくれない。足並みを乱す人に組織は冷たいんです。

 別の会社の正社員に転職しましたが、求人とは違う部署に回され、ショッピングサイトの運営を丸投げされ…。育てられているっていう感覚が持てないし、消耗するばかりで幸せにはなれないと気付きました。

 派遣会社に登録してからの方が気持ちが楽です。社会保険に入れて、半年ごとに有給休暇ももらえる。頑張れば時給も上がります。「私だって時給1200円以上で勝負できるんだ」と自信が付きました。

 担当者も私の長所を探してくれます。「仕事を覚えるのが早い」「勉強熱心ですね」。褒められるとうれしくて、日課にしているランニングの足取りも軽くなる。体力を付けて、もっと仕事頑張ろうって。しぼんでいた自己肯定感がよみがえります。

 昨春から大手の電機メーカーで働き、3年後の正社員登用試験を目指しています。産業用ロボットに関わる仕事で、やりがいがある。教育制度が充実していて出張にも行かせてもらえます。こんなホワイトな職場あるんですね。

 最近は、雇用形態って関係ないなと思います。非正規で満足しているわけじゃないけど、正社員になる価値がある職場って案外少ない。人間らしい働き方ができないと意味ないですよ。

 

(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200203-00010000-chugoku-sociより引用)

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勿論お金がすべてではないし「年収200万円以上からは幸福度はあまり変わらない」

というデータもあります。手取りが少ないなら少ないで

生活費を抑えればいいだけの話。

しかし連休もなしで手取り15万円の正社員なら

少し時給の高い派遣社員の方がいいですよね。

 

この例だと正社員は「社会的信用と引き換えに定額使い放題で手取り15万円」

と代償が大きすぎます。

その社会的信用が役に立つのもローンを組む時くらいで

ローンを組む買い物というと家と車。別に家は一生安い賃貸でいいし

車も普段使わないのに見栄を張るため買う必要もない。

そんな社会的信用のために悪待遇の正社員になるのは如何なものかと。

 

非正規が「使い捨て」なら正社員は「定額性奴隷」ですな。