セミリタイアのデメリット
物事には良い面もあれば悪い面も当然ある。
アマゾンプライムなどで配達が便利になっても
その裏で苦労する配達員がいる。
セミリタイアも例外ではない。
長時間働かなくてもいい、無駄な飲み会にも強制されることもないし
職場での人間関係にも悩むことはあまりない。
満員電車になる必要もなければ悪天候時に
外に出る必要もない。
ただ、良い面ばかりではなく
もちろん悪い面も存在する。
今回はセミリタイアのデメリットをお話しする。
・社会的信用がなくなる
・定期的収入がなくなる
・孤独
・退屈
・将来に対する漠然とした不安
まず、社会的信用はなくなる。例えば週3バイト+副業で生計を立てていても
世間的には「フリーター」である。
社愛的信用がないので賃貸契約、車や家のローン、婚活等
ディスアドバンテージとなる場面は結構ある。
「普通の男」の条件が高すぎると少し話題になったが
「正社員」というのも条件の1つに当然あった。
「正社員」という肩書の信頼度は高い。
そして、会社員時代は能力が低くてもちゃんと出勤していれば
給料は振り込まれていたがセミリタイアするとこれを手放すことになる。
給料だけでなく給料が振り込まれる安心感がなくなるのは
想像以上にダメージが大きい。
ただ完全リタイアではないので無理のない範囲で働く、
副業する等解決策はある。
そして孤独と退屈。結婚していればいいが
基本的にセミリタイア希望者は交友関係はあまり広くないことが多い。
私もその一人で最初こそ楽しくても飽きてしまうのが人間の性。
会社員時代は嫌でも人とかかわるがこれが皆無になると
それはそれで寂しい。
そしてやることは無限に作れるとはいえ退屈感は消えない。
あんなに働くのが嫌いだったのに仕事を全くしないのも
どこか物足りないものだ。
週2,3バイトするというのは気分転換にもなるし
何より人とつながれるのが大きなメリットである。
最後に将来に対する漠然とした不安。
これは私個人としてはたまにある。
このままどうすんのかなって。
もし病気で倒れたら…もし、アパートを追い出されたら…
ただ、起きてもいない不安を嘆いても仕方ないので
「なんとかなるっしょ!」とすぐになる。
やっぱセミリタイアというのは人間の本能に逆らう行為だ。